narimasa1561の籠城

私が思ったこと、気付いたことを無責任に書く所です。

お召し替えの対象不在の場合

 「ドラゴンメイドのお召し替え」の対象メイドが「ドラゴンメイド・リラクゼーション」などのチェーンによって不在となった場合でも「ドラゴンメイドのお召し替え」は手札に加わる。っていう話。

まずは、OCG事務局に問い合わせました。誤字が多分にあったのでQの部分は質問したままの文章ではないですが、意味は同じになる様に書き直して載せています。
Q、自分フィールドに「ドラゴンメイド・ナサリー」、「ドラゴンメイド・リラクゼーション」が存在し、墓地に「ドラゴンメイドのお召し替え」があります。フィールドの「ドラゴンメイド・ナサリー」を対象に墓地の「ドラゴンメイドのお召し替え」を発動し、それにチェーンして同じ「ドラゴンメイド・ナサリー」を対象に「ドラゴンメイド・リラクゼーション」を発動しました。この時、「ドラゴンメイドのお召し替え」の効果解決時に対象が不在ですが、「ドラゴンメイドのお召し替え」は手札に加わりますか。

A、ご質問の場合でも「ドラゴンメイドのお召し替え」は手札に加わります。

 

Wikiを読み込んでなぜそうなるのか自分の解釈を書いておく。以下は個人の解釈の話。

前提1、対象の不在=即不発処理(または、処理自体が行われない)ではない。

前提2、効果の処理は基本的にテキストに記載されている順に行われ(シュトラールのEXに戻る処理とか例外はある)、エラーが起きるまで処理される。
カードの効果処理の際に対象の情報を参照しようとして、対象が不在のためエラー、エラーが起きた部分の(1つの処理として扱う部分全体の)処理が行われず、効果処理の終了が起きる。
例えば星遺物の胎導きの「自分フィールドのレベル9モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。 」の場合

フィールドの光の王 マルデルを対象に星遺物の胎導を発動し、それにチェーンしてサンダー・ブレイクが光の王 マルデルを対象に発動された場合。
チェーン2のサンダー・ブレイクでマルデルが破壊される。
チェーン1の星遺物の胎導の効果処理に入り、特殊召喚するモンスターの条件を知るために対象にしたモンスターを参照しようとするができず、エラー、ここで処理が終了する。

前提3、複数の行為が複数の処理として行われることと、複数の行為が1つの処理として行われることは、別物である。
例えば、
毒蛇の供物は相手のモンスターを破壊する行為と自分のモンスターを破壊する行為の複数の行為が含まれる1つの処理である。
禁断の呪術はモンスターを特殊召喚する行為とモンスターを墓地に送る2つの処理である。

前提4、複数の処理が同時扱いで行われることは、複数の行為が1つの処理として行われることを意味していない。
同時扱いかどうかは、タイミングを逃すかどうかには関わっているが、複数の行為を含む効果が1つの処理なのか複数の処理なのかについて述べるものではない。

ここで、ドラゴンメイドのお召し替えの詳細を見ていみると
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「ドラゴンメイド」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札に加え、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
『このカードを手札に加え』の処理と、『そのモンスターを持ち主の手札に戻す』処理は同時に行われる扱いとなります。
と書かれている。つまり、この効果は、複数の行為が複数の処理として同時に行われている効果である。『このカードを手札に加えてそのモンスターを持ち主の手札に戻す』1つの処理ではない。

エラーが起きるのは、モンスターを手札に加えようとした時である。従って、モンスターが手札に加えられない場合も『このカードを手札に加え』の処理までは行われる。もし、『このカードを手札に加えてそのモンスターを持ち主の手札に戻す』1つの処理であるならば、戻らない。

 

書いてて思ったが、ヴァレルロード・F・ドラゴンはどうなのだろう?対象不在でも破壊される裁定のカード。
自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
そのモンスター1体とそのカードを破壊する。ではなく、そのカードを破壊する。なので、そのカードを全て破壊するの処理と同じなのだろうか。