narimasa1561の籠城

私が思ったこと、気付いたことを無責任に書く所です。

堕天使デッキ(誘発無し、2022年7月制限)

2022年7月制限環境の堕天使デッキです。環境水準の妨害用意と捲りは厳しいですが、フリーのうらら1枚や妨害なら体感3割でどうにかなるかなぁ程度のデッキレベルです。

 

デッキレシピ

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基本的な動き

先攻で目指す盤面は、2種類です。
・背徳の罠と堕天使のコピー能力による、破壊、コントロールダッシュ、効果無効のいずれか1つの2回使用。
・黎明の堕天使ルシフェルによる相手フィールドの全破壊と天使への対象耐性付与
これに加え、テスカトリポカによる破壊耐性が付く場合もあります。

後攻で捲る方法は3種類です。
ディンギルスによる墓地送り
・超融合による除去
・精神操作によるコントロール奪取

 

採用カード解説

・堕天使イシュタム

堕天使の潤滑油となるカードです。手札の堕天使と共に墓地に送って2枚ドローします。手札の2-2交換カードは、トレードイン、闇の誘惑等々ありますが、墓地に落ちたイシュタム自身も意味を持つとういう点で他の手札交換カードよりも優先されます。堕天使で最も重要なカードは堕天使の追放です。堕天使の追放にアクセスする方法は堕天使テーマ内には存在しない為、ドローを繰り返して手札に引き込みに行く必要がある為、3枚の採用です。
このカードに墓穴の指名者を当てられないように細心の注意を払いましょう。

 

・悦楽の堕天使

イシュタムをサーチするカードです。ただし、召喚権を使用する場合がほとんどどです。手札に追放、戒壇、トレードインがある場合はユコバックを手札に加えることもあります。基本的に相手フィールドへ送りつけるカードはユコバックかスペルビアです。状況によってはネルガルやマスティマを送り付ける場合もありますが、ターン1の特殊召喚制限に気をつけましょう。

 

・堕天使スペルビア

堕天使の展開力を担うカードです。イシュタムかトレードインで墓地に送り、蘇生札を引き当てて蘇生、堕天使を2体並べます。ターン1の制限がない為、複数の蘇生札や黎明ルシフェルでスペルビア蘇生効果を使いまわします。表示形式の制限がない為、失楽も蘇生できます。
時の任意効果である為、タイミングを逃すことに注意しましょう。チェーン2以降で発動した黎明ルシフェルの蘇生効果ではスペルビア効果を使用できません。また、堕天使効果によって墓地の戒壇効果を適用した場合、蘇生(効果の適用)と戒壇をデッキに戻す処理は同時扱いではない為、タイミングを逃します。

ディンギルスの中に閉じ込められることが多い為2枚採用しています。

 

・堕天使ルシフェル

このデッキのマスコットです。手札に抱えておき、相手ターンに叛逆効果で融合素材とします。特殊召喚できない効果は、一度地に落ちた堕天使が天界に昇れことを表すのでしょう(名推理)。アムドゥシアスを採用していない為、名推理で墓地に落ちた場合は諦めましょう。

 

・堕天使ネルガル

後攻での捲り札です。堕天使に貫通効果を付与し相手のライフを削り切ります。また、スペルビアで蘇生してディンギルスをX召喚し相手の厄介なカードを除去します。トレードインに対応したレベル8ですが、蘇生回数に制限ある為、1枚の採用です。

 

・堕天使テスカトリポカ

堕天使名称のかさましカードです。蘇生回数の制限を回避するため採用しています。おまけ程度に堕天使の効果破壊を身代わりにできます。よほどのことがないと盤面には出てきません。

 

・堕天使マスティマ

堕天使名称のかさましカードです。蘇生回数の制限を回避するため採用しています。おまけ程度に特殊召喚できます。よほどのことがないと盤面には出てきません。

 

・堕天使ユコバック

享楽で送り付けるカードです。召喚権は悦楽とヒヨスに使い、特殊召喚はスペルビア、ネルガル、イシュタムに使う為、先行盤面で効果を使用することは基本的に無いです。ただし、貴重な堕天使魔法罠にアクセスできるカードである為、1枚は欲しいです。墓地にある追放の効果適用が、堕天使において手札アドを取れる唯一の行為です。ロングゲームになった場合、墓地へ追放を送る役割があります。

 

トリックスターヒヨス

1枚で失楽の堕天使になる準初動のカードです。制限改定前はアナコンダを出す役割もありました。基本的には、失楽に変換しイシュタムをサーチします。リンク召喚先のブルムの効果は任意ですので、発動せずにおきましょう。

 

・堕天使の追放

堕天使の最も重要なカードです。足りない罠、蘇生札にアクセスします。罠、蘇生札の素引きよりも堕天使カードの利用回数が増えるありがたいカードです。イシュタム、失楽、トレードイン、闇の誘惑では手札の枚数が変わりませんが、追放は墓地利用ができ手札の枚数を+1できます。

 

・堕天使の戒壇

スペルビアとセットで堕天使の展開力を担うカードです。スペルビアを蘇生し、堕天使を蘇生、堕天使効果で合計3体の堕天使を用意できますが、守備表示の制限がある為、ライフ削りができません。叛逆に繋げて融合モンスターで打点を用意します。

 

・名推理

うららを打たせる為のカードです。最重要カードである追放を守る為、採用しました。うららチェックができること、堕天使はレベルが分散していること、2体の堕天使を並べること、堕天使魔法罠は墓地利用できることからかみ合いが良いです。

 

・トレードイン

スペルビアを墓地に送るカードです。2-2交換カードの中では、手札の堕天使を墓地に送れる一方で、うららのチェックの前にデッキがばれるという欠点があります。フリー環境が主戦場であり、展開につながるスペルビアを落とせる点と悦楽と失楽でレベル8堕天使のサーチが容易な点を重視して、トレードインを2枚採用しています。

 

・精神操作

送り付けた堕天使を回収する為のカードです。基本的には悦楽の堕天使で送り付けた堕天使を回収し、失楽の堕天使に変換、足りない堕天使をサーチします。後攻時の妨害を切らせることもできる良いカードです。享楽との合わせ引きが必要で生きる条件が限定されているため2枚採用にしましたが、足りないと感じたのであれば、3枚目や洗脳-ブレインコントロールの追加採用もありだと思います。

 

・超融合

送り付けた堕天使をルシフェルに変換する用のカードです。感覚的には3枚目の精神操作です。超融合も精神操作と同じく後攻でも使用しやすい良いカードだと思います。

 

ワンフォー・ワン

ヒヨスをサーチする為のカードです。モンスターを落ちへ送るコストがうまくかみ合う割合は体感4割くらいな気がします。召喚権を使用しない点はとても良いですが、ヒヨスから変換する失楽で手札コストがもう一度必要なことと失楽で結局堕天使を墓地へ送るため、若干辛めの評価です。何か別なカードと入れ替えて良いと思います。同様に手札コストの理由でマスティマも辛めの評価です。

 

・死者蘇生、星遺物を継ぐもの

4、5枚目の堕天使の戒壇です。

 

トリックスター・ライトステージ

ヒヨスをサーチするカードです。相手のバックに触れる効果までついている良いカードです。堕天使に合うフィールド魔法があれば、ワンフォー・ワンを抜いて、テラ・フォーミングを採用することになると思います。

 

・背徳の堕天使

このデッキのメイン妨害のカードです。失楽のコストで墓地に遅れれば多少嬉しい為2枚採用しています。基本的に堕天使罠はディスアドの塊ですので、採用枚数を減らしたいです。しかし、アクセスできなければ堕天使がほぼバニラモンスターとなり果ててしまいます。そのため、50%で手札に来るように(体感的に半分あれば良いかなぁ程度の理由ですので要検討)堕天使罠を5枚採用としました。そこで、堕天使罠の中で汎用性の高い背徳を2枚にしました。

 

・魅惑の堕天使

2ターン目以降に使用し、ヴァレソに繋げてライフを取りに行きます。背徳よりも相手の展開を妨害できると感じたなら背徳の2枚目と交換になると思います。

 

・神属の堕天使

ライフ回復用に1枚採用しています。無効効果を使用したいのなら、無限泡影やヴェーラーで良く、ブレイクスルースキルなら2度目も使用できるためちょっと辛めのカードです。ライフコストが足らなくなる場面も多い為、ライフを回復できる部分を過大に評価して採用しました。

 

・叛逆の堕天使

黎明の堕天使ルシフェルを出すためのカードです。と見せかけて闇属性の融合モンスターであれば何でも出せる為、好きな闇属性モンスターを出しましょう。基本的には、スターヴ・ヴェノム・フージョン・ドラゴンや捕食植物融合モンスターになると思います。後半のLP回復効果は、堕天使の共通効果で使用した場合には適用されないことに注意しておきましょう。

 

・宵星の機神ディンギル

スペルビアでネルガルを蘇生してX召喚します。2回目以降の妨害罠に触れる手段が少ない為、堕天使罠の代わりに採用しました。アーゼウスに変身しても良いです。

 

沼地のドロゴン

超融合で出すためのカードです。

 

展開例

堕天使の展開は1枚初動がないので、ニューロンで出た手札をいくつか紹介しようと思います。相手の手札誘発は考えないことにします。

 

その1

トレードイン、スペルビア、ライトステージ、戒壇、背徳

トレードインとスペルビア、戒壇がありますので、墓地に堕天使を置けば、フィールドに2体の堕天使が並び、背徳を握っていますので、相手ターンに2破壊できます。さらにライトステージがありますので、ヒヨスから失楽に変化し墓地に堕天使を置くことができます。引いたカードによってルシフェルに行くか考えましょう。

 

トレードインでヒヨスを引きたくないので、先にライトステージからヒヨスをサーチし失楽を立てておきます。

トレードインで戒壇と死者蘇生が来ました。

 

背徳を2回使いたいのであれば、失楽効果で戒壇を切ってネルガルを墓地に送り、もう一枚の戒壇を使用、背徳セットでエンド。手札に死者蘇生。

 

追放や名推理が来ることを祈るならば、背徳を切ってイシュタムサーチ、2ドローします。

ヒヨスとネルガルを引きました。欲しいカードは来ませんでしたが、次のターンヒヨスでリンク値の確保と死者蘇生による後続の展開もできるので十分ですね。

 

その2

魅惑、ユコバック、マスティマ、継ぐもの、叛逆

結構辛い手札です。全力で展開すればルシフェルが立ちます。次のドローに掛けるのならば、ユコバック召喚、追放かを墓地に送って、魅惑セットエンドでしょうか。

ルシフェルに向うなら

叛逆、魅惑を切ってマスティマSS、ユコバックNS、追放を墓地に、マスティマ効果で追放適用、スペルビアサーチ、失楽効果でスペルビア切ってイシュタムかネルガル墓地へ継ぐもの効果でスペルビア蘇生、スペルビア効果でイシュタム蘇生、イシュタム効果で叛逆適用、ルシフェル融合、ルシフェル効果でスペルビア蘇生、スペルビア効果で失楽蘇生。

 

トレードインやイシュタムのドロー次第でいくらでも分岐します。強いデッキではないですが、回していて楽しいデッキです。ドローで良いカードを引けるように神にお祈りしましょう。