narimasa1561の籠城

私が思ったこと、気付いたことを無責任に書く所です。

巨神竜フェルグラントデッキ(マスターデュエル)

今回は、巨神竜フェルグラントデッキの紹介です。(マスターデュエル)

巨神竜フェルグラントとは、ストラクチャーデッキR-巨神竜復活-で登場した、ドラゴン族の最上級モンスターです。フェルグラントドラゴンのリメイクカードで、リメイク元のフェルグラントドラゴンは、神竜騎士フェルグラントの背景に登場したり、アンデットとして蘇るなど、細々とした人気のあるカードです。
主な効果は、蘇生時のモンスター除外と戦闘勝利時のドラゴン吊上げ効果です。効果を見てお分かりかと思いますが、先行でフェルグラントを立てても相手のフィールド、墓地にモンスターはおらず、戦闘も行えません。基本的に先行で墓地に落としておき、相手のターンで蘇生、妨害、返りのターンで攻撃といった運用法になるかと思います。
 
デッキレシピ

デッキ概要

1、フェルグラントを墓地に置き、星遺物に眠る深層をセットする。
2、神竜騎士フェルグラントを立てる。
3、紺碧を蘇生する。
いずれかの盤面を目指します。
 
初動はサイキック・リフレクターです。リフレクターからカオスルーラをS召喚
カオスルーラ効果で墓地を肥やします。ジャックナイツが捲れている場合、SSから真血王のX召喚に向かいます。真血王の効果で墓地肥やしと相手のデッキ内容を確認します。真血王と蘇生モンスターでリイヴをL召喚権し、星遺物に眠る深層を用意します。レベル8がもう1枚用意で来るのであれば、神竜騎士へ向かいます。カオスルーラの蘇生後の除外効果はX素材にすれば回避できますので上手く使いまわしましょう。
この時点で上振れていれば、返しのターンに紫宵、フェルグラント、カオスルーラ、ジェットの帰還ができます。紫宵からギルスをサーチし、ユニコーン、アクセスで盤面を減らして勝ちに向かいます。
準初動は竜の霊廟と竜の渓谷です。霊廟でアブソルータードラゴンを落としヴァレット・シンクロンをサーチ、シンクロンを召喚からアブソルーターを釣り上げてカオスルーラーS召喚と繋げます。
下振れた場合、巨竜の聖騎士でフェルグラント装備、蘇生札を伏せエンドです。ジャックナイツのおかげでほんの気持ちだけ捲りやすいので、ライフが残ることを祈りましょう。
 
現在、ゴールドのⅠ~Ⅲを行ったり来たりしていますので、上手い人が構築仕直して使えプラチナに入れるかもしれません。

採用カード紹介

巨神竜フェルグラント
このデッキのテーマモンスターです。
重いので1枚採用にしたいですが、今回の構築では手札を捨てるギミックがほぼないため、2枚採用としています。最近までリンクモンスターを対象に選べませんでしたが、裁定の変更で選べるようになりました。
余談:フェルグラントの裁定変更
(『何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?』)
遊戯王の(恐らく)基本ルールとして、処理できない効果は発動そのものができないというものがあります。巨竜の聖騎士の持つ③の効果を例に挙げます。墓地にレベル7,8ドラゴンがいなければ効果の発動ができません。たとえ自身がレベル7,8ドラゴンを装備しており効果解決時に墓地にレベル7,8ドラゴンが用意できるとしても発動ができません。ただし、効果テキストにその後~できる。という記述がある場合、~その後の行為ができなくとも発動できます。オルフェゴール・ガラテアの効果はデッキにオルフェゴール魔法・罠が無くとも発動できます。
 
ここで、フェルグラントの効果テキストを確認しましょう。

『①:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合、相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、このカードの攻撃力・守備力は、除外したそのモンスターのレベルまたはランク×100アップする。』

基本に則れば、レベルとランクを持たないモンスターは対象に選べません。いわゆる、『何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?』のルールです。しかし、裁定が変更され、レベルとランクを持たないリンクモンスターも選択できるようになりました。
 
巨神竜フェルグラントが好きな自分としては嬉しい反面、遊戯王が好きな自分としては素直に喜べないです。なぜなら、効果処理を個々の裁定で行うことは、昔の無駄に複雑な遊戯王に戻ってしまうからです。
 
昔の遊戯王は効果テキストが読み取り難くく、例えば、対象を取る取らない、効果かコストかなどは裁定を確認する必要がありました。1枚1枚裁定を確認することは、ルールに基づくゲームとして複雑すぎました。そこで、9期以降テキストの整備が進み、テキストに書いてある通りにゲームを進行できるようになりました。
 
今回のフェルグラントの裁定変更は、少しずつ進められていたテキストに従うルールの整備に明らかに反するものです。テキストに従えば本来発動できない効果を発動できる例外を作ることとなりました。もちろん、この裁定変更は、フェルグラントの生まれた時に存在していなかったリンクモンスターに対応するためであることは分かります。しかし、こういった例外を一つ許してしまうと、ゲーム進行の際に他のカード全てに例外がないか調べなければならなくなります。テキスト通りに進められない例外がある事実を知った上で、『何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?』の当事者である覇勝星イダテンがレベルを持たないリンクモンスターに効果を発動できないと、どうして言い切れるでしょうか。裁定を変更するのであれば、レベルを持たないリンク、エクシーズモンスターはレベルを参照する場合0として扱うかこれまで通りレベルを参照する効果を発動できないのどちらかに統一すべきです。
 
以上の理由から、フェルグラントの裁定変更は好きではないですね。
 
 
巨竜の聖騎士
このデッキの準テーマカードです。フェルグラントを確定でサーチできます。いらないかもしれません。一応、このカードを使うことはそれなりにあります。しかし、ルーラーと真血王で9枚落とすというコンセプトに絡むには少し条件が厳しい気がします。召喚権を使わずにルーラーで捲れるか真血王で捲れるかです。真血王で捲れた場合は、自身の効果を含めてリイヴと深層、墓地にフェルグラントを用意します。
確定でフェルグラントをサーチできるとはいえかなり悩みます。
 
ジェットドラゴン用のカードです。竜の霊廟でジェットドラゴンと共に落とします。
 
ジェットドラゴン
自己蘇生するレベル8モンスターです。蘇生効果は、相手のカードが破壊されても発動できます。よくあるパターンでリイヴ(ユニコーン)とフェルグラントが盤面におり相手のモンスターが1体のみの場合、フェルグラントで相手モンスターを戦闘破壊、青眼の白龍とジェットドラゴン蘇生で8000削れます。
 
サイキックリフレクター
初動カードです。各種誘発で止まることに加えて、バスターモードの素引きで動きが止まります。何とか2種目の初動カードが欲しいです。カオスルーラーの蘇生効果を多用する都合上、闇属性である点はとても嬉しいです。
 
バスタービースト
リフレクター用のカードです。
 
宵星の騎士ギルス
ギルス出張セットです。1枚でリイヴになれる為、採用しています。帰ってきた紫宵から2バウンスと蘇生札を持ってきてライフを削り切りに行きます。
 
星遺物ー『星鎧』
ギルス用のカードです。素引きがとても辛いです。トロイメアを絡ませて何とか手札から落とします。コーラルも用意していますが、返しのターンのリフレクターはサベージに向うことが多いのでほぼ使いません。
 
紫宵の機界騎士
カオスルーラーか真血王で落としたいカードです。自ターンで紺碧、返しのターンでギルスになれます。返しのターンのリソースが確保できる良いカードです。
 
紺碧の機界騎士
カオスルーラーか真血王で落としたいカードです。紫宵の方が良いですが、落ちないよりは良いです。闇属性のリフレクターでカオスルーラーを出す都合上、光属性を供給できる点が嬉しいです。カオスルーラーで除外することが多いですが、墓地に残せば深層から1無効にできる為、
 
ヴァレット・シンクロン
初動のごまかしカードです。リフレクター初動の際にアブソルーターが落ちると後続として手札に加えられますが、闇属性縛りが辛いです。かなり怪しいごまかし初動だと思います。いっそのこと手札誘発に変更した方が良い気もします。
 
アブソルータードラゴン
初動のごまかしカードです。カオスルーラーと真血王まで展開します。リフレクター初動時に墓地に落ちてくれると返しのサベージを確保できる点は少し有難いです。
 
緊急テレポート
初動カードです。
 
ワン・フォー・ワン
初動カードです。手札にいてはいけない、墓地にいることで意味のあるカードを多数採用している為、手札を切る点に目をつぶります。本来はディスアドのカードですが、1枚初動のリフレクターに召喚権を残して繋がる為採用しています。
 
竜の霊廟
初動のごまかしか、ジェット、フェルグラントを墓地に供給します。
 
竜の渓谷
何枚採用するかとても悩むカードです。アブソルーターを落としてカオスルーラー、真血王に向います。
このカードは基本的にディスアドのカードですから本来、避けるべきカードです。一般的な竜の渓谷が採用されているデッキでは、一時的なディスアドを負ってでも着地地点で何らかのアドを取れるため採用されています。しかし、今回の構築では手札2枚と召喚権の消費から得られる着地地点はカオスルーラーと不確実な墓地肥やしです。この盤面は緊急テレポート1枚かつ召喚権を温存して得られる盤面と同じです。継続して墓地を肥やせるとい点も、このデッキは返しのターンで墓地のカード1枚からは盤面が広がらない為、あまりメリットになりません。しかし、このデッキは手札にいてはいけない、墓地にいなければならないカードを多数使用しているため採用となりました。
 
このデッキに墓地にいないといけないカードは、6枚存在します。初手5枚に1枚以上来る確率は58%です。2回に1回以上手札にくる為、手札を切ることに意味を見出せます。ただし、2回に1回近くは手札を切らなくても良いことと2回目の使用用途が見出しにくい為1枚採用です。手札を切る行為は、ワン・フォー・ワンとEXモンスターで(かなり怪しいが)ある程度まかなえる為、1枚の採用としています。
 
 
本来は入れなくてよいカードです。1枚からカオスルーラー1枚とランダムな墓地肥やしを生み出します。一応1枚から1枚以上のカードを生み、初動を誤魔化せるため採用しています。
 
 
復活の福音
ほぼフェルグラント専用の死者蘇生です。このカードのおかげで勝った試合は多数あるものの、初動にならない点がとても辛いです。カオスルーラーの墓地送りまで進めば、先行の動きに絡みますが、このデッキの問題は初動が弱く細いことなので無条件での採用は慎重にすべきだと思います。
 
2022/11/22追記(復活の福音)
福音を2枚とも抜いて2枚目の幽鬼うさぎと竜の霊廟に変えました。後手から上級ドラゴンを使える状況はそもそも悪くない状況です。また、先手で落ちたドラゴンを蘇生しても有効な妨害に繋がりません。後手でも先手でも使いやすい、うさぎと準初動の霊廟の方が有効に働きました。
 
星遺物を継ぐもの
サーチの出来る蘇生札です。
 
星遺物の深層
サーチの出来る蘇生札です。レベル5以上の制限がありますが、このデッキではほぼ無いような制限です。
 
トップシェア
遊び心のカードです。カオスルーラーでめくる前に使用します。紫宵の3枚目の代わりに採用しています。どう考えても紫宵の素引きの方が嬉しいですが、遊び心ということで許してください。ランクマで使うとお相手が長考するのでニッコリします。
 
カオスルーラー
祈禱力の問われるカードです。ジャックナイツが捲れなくとも星遺物カードやフェルグラントが捲れれば、返しのターンに希望が残せます。
 
S・ドラゴン
なんでも無効のお守りカードです。先行でリイヴを使用した場合、返しのターンに使用します。基本的にはギルスに召喚権を使い2枚目のリイヴからユニコーンへのルートを利用する為、使用機会はあんまり無いです。このカードで最後の蓋をするかこのカードで妨害を踏み、リイヴ、ユニコーンで盤面を空けている状況まで行くとほぼ勝ちです。
 
Ω
汎用シンクロ8として採用しています。このカードを使う場面は、もう既に有利か壊滅している場合だと思います。いらない気がします。
 
コーラル
手札を切れる汎用EXとして採用しています。使用したことはないのでいらないのだろうと思います。
 
竜騎士フェルグラント
先攻で上振れた際に立てるカードです。それなりに強力な妨害効果を持っています。テーマ的にも立ててやりたいです。
 
アルセイ
勝ちをより確実にするカードです。金謙などでライフがとり切れない時、相手の手札が透けている時などに相手の手札を固定して勝ちに行きます。基本的にほぼ勝ちを勝ちにするカードは採用の優先順位が低いです。妨害能力が微妙であるこのデッキの場合、ほぼ勝ちの状況から捲られる(実は負けの)状況の幅が広く、実質的に負けを勝ちにするカードとして扱える為、優先して採用しています。
 
ギルス
帰ってきた紫宵とカオスルーラーでまず立てて、ギルスからの展開を守ります。
メガトンゲイルへの回答札として使うことが割とあります。
 
真血王
お祈りのお代わりカードです。ヴァレット初動の場合、リイヴまで展開できません。真血王は若干の耐性を持つため、何とか耐えてもらいましょう。
 
トロイメア・フェニックス
手札を捨てる用のカードです。
リンクマーカーが自陣に向いていない点は気を付けておきましょう。
 
トロイメア・ケルベロス
手札を捨てる用のカードです。バグースカやニビルトークン(今回はニビル不採用ですが)を割る等で使います。
リンクマーカーが自陣に向いていない点は気を付けておきましょう。
 
トロイメア・ユニコーン
バウンス要員です。リイヴからバウンスを狙います。アクセスの破壊効果まで行けば、アクセス5300ジェット3000でライフを取れます。
 
星鍵士リイヴ
蘇生カードをサーチしてフェルグラントギミックを回してもらいます。
 
アクセス
除去が足りなかった時用のカードです。リイヴ、ユニコーンの2バウンスで足りなかった時用に用意していますが、あまり使ったことはないです。墓地のリンクモンスター数は少ないですが、破壊効果でジェット蘇生とジェットバウンスがありますので気にならないです。

マスターデュエルでの使用感

ジャックナイツの2500打点を超えるモンスターが並ぶと捲りにくくなります。また、アンデッドワールド、スキルドレインなどの致命的な魔法罠があるデッキも厳しいです。また、スキルドレインやインスペクトボーダーなどのメタビは諦めです。
 
 

プラチナ帯に入れました

プラチナ帯に入れたので、デッキレシピを掲載します。

復活の福音の役割は2ターン目以降のリソースですが、紫宵とジェット、カオスルーラーでリソースは十分と判断して、幽鬼うさぎを採用しました。また、初動が若干足りないように感じたため竜の霊廟の2枚目を採用しました。

 

よく見るデッキたちとの対戦

エルドリッチ
スキドレを貼られるかどうかにかかっています。スキドレの解答札は羽箒かフェニックスに自らうさぎを当てることですので、かなり厳しいです。うさぎ自体はエルドリッチにほぼ効きませんので消費は惜しくないです。スキドレ下でも墓穴でエルドリッチを早めに除外できれば羽箒を引くまで耐えられます。スキドレ前にエルドリッチを除外できれば戦えそうです。ドーハスーラ入りは悲劇になります。
相剣
赤霄、暗転、バロネスはほぼ超えられないです。ジャックナイツでは打点が足りません。
 
ふわん
除外ギミックが効きません。アトラクラーや次元の裂け目なども辛いです。
 
閃刀姫
シャーク、ウィドウ両方厳しいです。ただし、墓地のレイをフェルグラントで除外できればなんとかなります。
烙印とかデスピアとか
ミラジェイドの除外が辛いですが、ミラジェイドを退かせれば、ジェットのお陰でなんとか戦えます。
LL
かなり辛いです。未来龍王だけでも厳しいです。その他のデッキで出てくるバロネスなんかはなんでも無効にできるが故、緊テレを無効、リフレクター通常召喚とかでワンチャンス生まれていましたが、龍皇は召喚権を切ったモンスター効果を無効にしてくる為、厳しいです。アンサンブルロビンもジャックナイツが手札に戻るだけです。
 
ドラゴンメイド
天球、お片付けの手札バウンスが辛いです。手札を捨てる手段が限られているため、フェルグラントを使いまわせません。
 
イビルツイン
フィールド、墓地共にフリーチェーンで逃げられてられて辛いです。

その他対戦動画

オッドアイズ戦

youtu.be