narimasa1561の籠城

私が思ったこと、気付いたことを無責任に書く所です。

ジェネレイドデッキ(2022年1月制限)

 2022年1月制限において自分が使用しているジェネレイドデッキの紹介です。誘発ありのフリー環境で丁度よいデッキレベルです。『舞台』を張ること、『舞台』の効果を通すことを第一に考えました。

デッキレシピ

f:id:narimasa1561:20220116172405j:plain

はじめに

まず、構築の意図を軽く説明します。ジェネレイドデッキは『舞台』へのアクセスに対するうらら類と『舞台』を貼った後の6枚目のうらら類に弱いという課題がありました。そこで、『舞台』へのアクセスを通すために『うらら』や『ヴェーラー』、『泡影』に弱い『ロンファ』や『惑星探査車』の初動は不採用としました。代わりに、今回は初動として『悪魔嬢リリス』と『メタバース』を採用しました。『悪魔嬢リリス』の②の効果は罠カードをセットする効果でありうららによって止まりません。また、リリースして発動かつ誘発即時効果であり、『泡影』を避けることができます。『メタバース』が準制限となったことからアクセスの確率も高く、外れても妨害罠の1妨害が用意できます。さらに、汎用罠として『墓穴ホール』を採用しました。『舞台』や『メタバース』と合わせ引きした場合でも相手ターンの『舞台』を通す準備ができます。『メタバース』自体は『うらら』の効果を受けますが、『テラフォ』と異なり自ターンにサーチ行為をしない為、『墓穴ホール』や『神の通告』、『墓穴』、『抹殺』の合計9枚でケアが可能です。一般的な『墓穴』と『抹殺』の3枚ケアから9枚ケアへとケア札を3倍にすることができました。

 

メインデッキ採用カード

王の影 ロプトル

f:id:narimasa1561:20220116173132j:plain

ジェネレイドの軸となる『王の舞台』にアクセスするカードです。

②の効果は、相手ターンのみですが、ジェネレイドモンスターの攻守を1000上げてくれます。『ジェネレイドトークン』の攻守を2500に『ハール』の攻守を4000にしてくれます。

③の効果は、『ロプトル』の最もな大切な特殊召喚効果です。自ターンに『マルデル』を特殊召喚して『舞台』を手札に加えます。相手ターンに『舞台』から特殊召喚し、トークンをコストに『ハール』や『ウートガルザ』の妨害を用意します。誘発即時効果ですが、メインフェイズの制限があることに注意しておきましょう。

光の王 マルデル

f:id:narimasa1561:20220116180113j:plain

綺麗なお姉さまです。

②の効果で『舞台』にアクセスする他、『スポーア』をサーチして『バロネス』を特殊召喚したり、今回は不採用ですが『コピープラント』をサーチしてランク9に繋げます。今回は1枚採用ですが、2枚目が欲しいと感じる場面がそれなりにあります。『ロンファ』を初動として採用していた構築では、『ロンファ』が腐らないように、2枚採用していました。今回の構築でも2枚採用は十分あると思います。

轟の王 ハール

f:id:narimasa1561:20220116181421j:plain

ジェネレイドデッキで立てるメインの妨害です。

②の効果は、変則的な除去効果です。効果でモンスターを墓地に送るのではなく、相手に墓地送りを強制する効果である為、、完全耐性のモンスター(『L・G・D』等)も墓地に送れます。効果で墓地に送られた場合に発動する効果(『シャドールビースト』等)も発動しないです。名称でないターン1であり、蘇生等で複数回使用できることは覚えておきましょう。勝を勝ちにする効果なものの、エースモンスターに付属していることが有難いです。

③の効果は、ジェネレイドデッキの要の効果です。コストはジェネレイドだけでなく魔法使い族モンスターでも良いことは覚えておきましょう。今回の構築では、『エクレシア』等でコストを賄うことがよくあります。

余談:効果の発動無効と効果の無効について

よく、カードの発動に反応する効果よりも効果の発動に反応する効果の方が優秀だと言われています。これは、カードの発動を介さない効果を止められるだけでなく、カードの発動も止められる為、プレイの選択肢が多くなるからです。

たまに勘違いしている方がいらっしゃいますが、カードの発動には必ず効果の発動が含まれます。例えば、『醒めない悪夢』の効果を使用せずカードの発動のみを行ったとします。処理・適用する効果がなく、効果の発動をしていないように見え、『ハール』で発動無効・破壊ができないように思えます。しかし、カードの発動には必ず効果の発動が含まれます。表にしただけの『醒めない悪夢』を『ハール』によって発動無効・破壊ができます。もちろん、フィールド魔法や永続魔法も同様です。

もう一つ例を挙げると、『ハール』の効果は、『竜の渓谷』に対してカードを表にしたタイミングと効果を使用したタイミングの2通り発動するタイミングがあります。状況によって手札コストを払ってもらうかどうかを選択できる為、プレイの選択肢を多く持つことができていますね。優秀でありがたいです。

余談:手札の公開について

相手フィールドにモンスターが居ない状況で『ハール』の②の効果を発動した場合、相手が「手札にもモンスターが居ません」と言う場面が考えられます。自分は相手の手札を確認できるでしょうか。答えは、「確認できない」です。ただし、確認を求めることができます。合意すれば相手の手札を確認できますが、手札を確認するルール(や効果)は無い為、相手は応じる必要はありません。
三者に確認してもらう、手札の写真を取っておいてもらう等、楽しく決闘できるように、公開を求める側も求められる側も過度に反応しないようにしたいですね。

 

死の王 ヘル

f:id:narimasa1561:20220116204017j:plain

ジェネレイドモンスターを使いまわすカードです。

②の効果は、デッキの継戦能力を大きくしてくれます。『ハール』や『ウートガルザ』が尽きた時、2回目の『マルデル』のサーチ効果を使用したい時に使います。墓地のモンスターを対象に取る為、『墓穴』にめっぽう弱いです。序盤で安易に使うのではなく、相手の『墓穴』が『うらら』や『G』に利用し終わっている終盤にとっておきましょう。『九魂猫』を介することで、フィールドの『マルデル』の特殊召喚効果を使用できます。ただし、『ヘル』も『九魂猫』も墓地にジェネレイドやアンデット、レベル9が居ないと効果の発動自体出来ない点は覚えておきましょう。

虚の王 ウートガルザ

f:id:narimasa1561:20220116205223j:plain

妨害手段その2です。

②の効果は、対象をとるものの強力な除外効果です。リリースして発動する効果の為、『スキルドレイン』への耐性を持ちます。『センサー万別』と『御前試合』も『ロプトル』からの動きで除去できるなど、デッキギミック内にロックカードへの対処方法を与えてくれる有難いモンスターです。
稀な状況ですが、コストはジェネレイドと岩石族の為、『ニビル』や『ニビルトークン』をコストにできます。

悪魔嬢リリス
 『メタバース』が準制限になり、初動カードとして活用できるようになりました。選ぶ3枚の罠カードは『メタバース』、『メタバース』と『襲来』でも良いですが、相手にジェネレイドデッキだと教えてしまう為、お勧めしません。自分は外れ枠として『激流葬』を入れていますが、『魔女の一撃』や『トラップトリック』、『魔のデッキ破壊ウィルス』、『和睦の使者』、『マインドハック』、『紅蓮の指名者』等好きなカードを投入しましょう。余裕があれば、選ぶ3枚のカードをバラバラ方にしたが、相手は対処しにくいです。

教導の聖女エクレシア
 手数を増やすため採用しています。魔法使い族の為、『ハール』のコストにできるなど良いことずくめです。

教導の騎士フルルドリス
 『エクレシア』から用意する『パニッシュメント』以外の妨害として1枚採用しています。『ライトニングストーム』で舞台ごと伏せを割られると悲しくなる為、手札に抱えておく妨害として採用しています。『ハール』3000、効果後の『エクレシア』2000、『ドリス』3000で合計8000を削り切れるのも有難いです。

スポーア
 『ハール』+『バロネス』→『グスタフ』で8000削る為に1枚採用しました。『ハール』+『ロプトル』で盤面が帰ってきた際に、『ロプトル』→『マルデル』→『スポーア』→『バロネス』と展開します。『バロネス』3000と『ハール』3000でダイレクトアタック。『マルデル』コストに『スポーア』を蘇生し、レベル10『スポーア』と『バロネス』で『グスタフ』をX召喚します。『グスタフ』の効果を発動して2000ダメージで合計8000を削れます。稀ですが8000ピッタリ削れる手段を用意しています。実際には無理に削り切らずに、返しのターンでバロネスの1無効を残すか蘇生効果で『うらら』類をケアすることが多いです。このルートでは、『グスタフ』のX召喚で『ニビル』の発動条件を満たしてしまうことに注意しておきましょう。

 『スポーア』の採用は、結構悩みました。『バロネス』という妨害とリソースが用意できる点はかなり嬉しいです。しかしながら、『パニッシュメント』等によりEXデッキが使用できないことが多いという悲しい点もあります。このデッキの能動的な除去は、実質7枚(素引き+エクレシア+天底)体制の『パニッシュメント』と2枚体制の『天龍』、緊急事態用の『ウートガルザ』です。『パニッシュメント』の制約により、エクストラデッキが使用できないことや1ターン目の召喚権は『ロプトル』と『リリス』に割く為、『スポーア』を持て余す場合がかなりあります。

うらら
 殴り合いに必須の為、3枚採用。

増殖するG
 殴り合いに必須の為、3枚採用。

王の舞台

f:id:narimasa1561:20220116224918j:plain

ジェネレイドデッキの核となるカードです。①の効果でジェネレイドモンスターを呼び出し、②の効果で効果発動用のコストを呼び出します。

①の効果は、名称でないターン1です。『襲来』や『メタバース』で張り替えることで効果を複数回使用できます。

②の効果は、名称ターン1です。①にうららを当てられてもロプトルやバロネス、戦線復帰で王を呼び出すとトークンを並べることができます。

王の試練

f:id:narimasa1561:20220117001252j:plain

初手に来た王をデッキへ戻す有難いカードです。手札に来てしまった上級王をデッキに戻す為に1枚採用しています。ただし、『試練』の素引きに頼った『舞台』へのアクセスのために複数枚詰むことはお勧めしません。『試練』の利用を安定させるために上級王やサーチ先の魔法・罠を複数積むことのデメリットが許容範囲を超えています。さらに、サーチ先のジェネレイド魔法・罠が強くない点も気になります。2枚まで手札に加えるとありますが、1枚は加えなければいけません。

金満で謙虚な壺
 先攻時は『舞台』へ、後攻時は『拮抗勝負』などの捲り札へアクセスする為、採用しました。『ドラグマ・パニッシュメント』で落とすカードと『バロネス』や『Ω』、『バスタード』といった後続を用意するカードがランダムで減ることを嫌って、『金満』ではなく『金謙』を採用しています。

墓穴の指名者
 『舞台』への『うらら』、『増G』を止める為、2枚採用(準制限カード)しています。

抹殺の指名者
 
『舞台』への『うらら』、『増G』を止める為、1枚採用(制限カード)しています。

テラ・フォーミング
 『舞台』へアクセスする為、1枚採用(制限カード)しています。

天底の使徒
 上級王をデッキに戻せる為、1枚採用(制限カード)しています。『フェリジット』を落とし、手札に来た上級王をデッキに戻します。終盤では『Ω』を落とし、墓地の上級王をデッキに戻して継戦能力を回復します。

王の支配

f:id:narimasa1561:20220117004042j:plain

『舞台』への『うらら』と『増G』を止めることのできる、サーチ可能なカードです。『試練』のサーチ先として、『襲来』よりも優先して手札に加えます。

限定的な妨害で少し心もとないものの、継続的に『舞台』の効果を通すことができます。手札に来た上級王をコストにすれば『ヘル』からの蘇生も検討できます。ドローする効果ではなく、効果を書き換える効果である為、このカードにうららはチェーンできません。また、永続罠の発動にチェーンして効果を書き換えた場合、永続罠はルール処理として墓地へ送られます。

王の襲来

f:id:narimasa1561:20220117005229j:plain

『試練』のサーチ先その2として採用しています。継戦能力を大きくするカードです。

『魔封じの芳香』がある場合、『襲来』は発動出来ないことに注意しましょう。一番好きなイラストなので、プレイマットとスリーブにして欲しいです。テキストが『舞台』指定ではなく、ジェネレイドフィールド魔法指定である為、これからの新規に期待しましょう。

神の通告
 『舞台』への『うらら』と『増G』を止める為、3枚採用しています。

余談:召喚無効にしたモンスターの召喚素材効果について

『マイクロ・コーダ』などは、「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合の効果を持っています。『マイクロ・コーダ』を素材としてリンク召喚しようとした『アクセスコード・トーカー』を『神の通告』等で召喚を無効にした場合『マイクロ・コーダ』の素材効果は使用できません。

ドラグマ・パニッシュメント
 サーチできる汎用罠として採用しています。

墓穴ホール
 『舞台』への『うらら』と『増G』を止める為、3枚採用しています。バーンダメージも2000と強力です。

天龍雪獄
 破壊以外の汎用罠として採用しています。

除外効果を持つ汎用罠の『バージェストマ・ディノミスクス』と迷いました。『天龍』は2枚除外可能ですがモンスターのみ除外できる一方で、『バジェ』は魔法・罠も除外可能ですが対象を取り手札コストが必要になるといった違いがあります。『支配』による手札コストと『ウートガルザ』の除外が対象を取ることから、手札コストが不要で対象を取らない(墓地のモンスターは対象を取る)ことから、『天龍』を採用しました。

メタバース
 初動となるカードです。

1月の制限改定により制限カードから準制限カードへと変更されました。『リリス』からの初動として十分機能すると判断して採用しました。フィールドに張るか手札に加えるかを選べる為、一応、『ライトニングストーム』されても希望は残せます。基本的には相手のサーチに合わせて使用することになります。ジェネレイドデッキは、『ロプトル』を介して『ハール』の妨害を用意する展開が基本パターンです。『ロプトル』を介する場合、メインフェイズ開始時に『ハール』の妨害を用意できないという若干の遅さをはらんでいます。メタバースを採用した構築は、相手のサーチに合わせなければならず、更に『ハール』の妨害が遅くなる点が気になります。

余談:『魔封じの芳香』と『メタバース』について

発動時の効果処理をもつフィールド魔法は、『メタバース』によって発動した場合、発動時の効果処理を行えません。また、『魔封じの芳香』が開いている場合、『メタバース』によるフィールド魔法の発動は行えません。

余談:フィールド魔法の永続的効果による名称変更について

フィールド魔法のテキストが適用されるのは、フィールド魔法の発動が成功してからです。例えば、『トゥーン・キングダム』の発動にチェーンして『サイクロン』でキングダムを破壊する場合、墓地の『トゥーンのしおり』の②の効果を適用できるでしょうか。この場合は、適用できません。『サイクロン』の効果処理時に『キングダム』の②の効果は適用されていません。『キングダム』の②の効果が適用されておらず、カード名は『トゥーン・キングダム』のままです。したがって、『キングダム』の発動にチェーンして『キングダム』を破壊する場合、墓地の『しおり』の②の効果を適用できません。

余談:『暴走魔法陣』のその融合召喚成功時について

暴走魔法陣は②の効果に、その融合召喚成功に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない効果をもっています。チェーン2以降で融合召喚が行われている場合、融合召喚成功のタイミングは終わっている為(融合召喚に成功した場合のタイミングは終わっていない)、②の効果は適用されません。『神の現身との接触』や『影依の偽典』等がチェーン2以降で使用された場合、融合召喚成功時の融合モンスターの誘発効果にチェーンを組むことができます。

虚無空間
 強いです。

誘発ありとは言えども、フリーで採用するか悩みますね。トークンは墓地に行かずに消失する為、王の効果発動を阻害しません。

激流葬
 『リリス』でサーチする外れ枠として採用しています。好きなカードを選びましょう。

前盤面を空けたい為、採用しています。ごく稀な状況ですが、『ロプトル』が手札にあり『激流葬』を発動できる状態の場合、モンスターを召喚→『ロプトル』をチェーン1、チェーン2『激流葬』とすることで相手の盤面を空けつつ、こちらに王のいる盤面を用意できます。

余談:激流葬のチェーンについて

上記の『激流葬』の使用方法について、『激流葬』はタイミングを逃しているので発動できないと言われることがありますが、『激流葬』は発動可能です。召喚に成功した時のタイミングにいくつチェーンを組んでも召喚に成功した時であることには変わりません。似たような例として、攻撃宣言した時に発動できる『ミラーフォース』も攻撃宣言時のチェーン2以降に発動可能です。ただし、攻撃宣言時の効果処理後は、攻撃宣言時のタイミングではない為『ミラーフォース』は発動できない点に注意しましょう。

可能○:相手、攻撃宣言→自分、ミラーフォース→相手、罠無効→自分、ミラーフォース

不可能×:相手、攻撃宣言→自分、ミラーフォース→相手、罠無効、処理後、相手攻撃対象再選択→自分、ミラーフォース

攻撃宣言時の処理後は攻撃宣言時でないことを利用し、攻撃宣言時に相手がチェーンできない効果を使用することで、『ミラフォ』を回避できます。例えば、『ヴァレルソード・ドラゴン』の攻撃宣言時、③の効果を破棄して②の効果を使用する等が挙げられます。

また、直接チェーンが必要な効果と混同しない様にも注意が必要です。サンダードラゴンやバジェストマなどは直接チェーンしなければいけません。

エクストラデッキ採用カード

永の王 オルムガンド

f:id:narimasa1561:20220119001945j:plain

このテーマの看板モンスターです。

幻子力空母エンタープライズニル
神樹獣ハイペリュトン
 汎用ランク9たちです。『金謙』で除外することが多いです。王を削っている(『胎導』不採用の)構築では、2体の王を犠牲にする価値がない場合が多いです。

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
 『ハール』+『バロネス』→『グスタフ』で8000削る為に採用しています。

L・G・D
 『パニッシュメント』で落とす最大火力として1枚採用しています。

とりあえず、最大打点として採用しています。ATK5000にこだわりはないので、他に良いカードがあれば教えてください。

余談:カードの効果を受けないと発動した効果を受けないの違いについて

効果を受けないモンスターには、効果を受けないモンスター(『炎斬機ファイナルシグマ』など)と発動した効果を受けないモンスター(『サイコ・エンド・パニッシャー』など)が居ます。前者はモンスターにかかる効果全てを受けない一方で、後者は永続効果などのチェーンブロックを作らない効果を受けるという違いがあります。例えば、『大捕り物』のコントロール奪取は、永続効果によってコントロールを奪っている為、『サイコ・エンド・パニッシャー』のコントロールを得ることができます。同様に『破邪の魔法壁』の様な攻守増減も永続効果によるものですので発動した効果を受けないモンスターの攻守も増減します。

トロイメア・ケルベロス
 『バグースカ』用に採用しています。

個人的な趣味の度合が大きいです。バグースカが嫌いなので大体どのデッキにも採用しています。

鉄獣戦線 徒花のフェリジット
 『天底の使徒』で落とす為、採用しています。

旧神ヌトス
中世代化石騎士 スカルナイト
 『パニッシュメント』で落とす為、採用しています。

灰燼竜バスタード
 『天底の使徒』で落とす為、採用しています。ドラグマモンスターの供給が過剰になる場合も多く、割と欲しくなる2枚目の『フェリジット』でも良い気がします。

フルール・ド・バロネス
 汎用10シンクロとして採用しています。③の効果で墓地の王を再利用でき、『舞台』の②の効果を起動できます。

PSYフレームロード・Ω
 『パニッシュメント』で落とす為、採用しています。③の効果で墓地の王を再利用できます。『ヌトス』を優先して落とす場面が多いですが、デッキ内の王を減らした今回の構築では『Ω』を墓地に置いておきたいです。

ウィンドペガサス@イグニスター
 『パニッシュメント』で落とす為、採用しています。②の効果でバウンスします。今回のジェネレイドデッキの構築では、対象を取る、取らない行為で破壊、除外、墓地送り、バウンスと様々な選択肢が用意されており意外と器用なデッキに仕上がったと思います。

サイドカード候補

炎の王 ナグルファー

f:id:narimasa1561:20220118001018j:plain

 サイド後の割りもの対策に無くはない。かなり無しよりではあるけれども、折角なら入れたいです。②の効果は、自分フィールドのカードが破壊される場合、自分フィールドの王か獣戦士族モンスターを代わりに破壊できます。エンドフェイズに自壊するトークンも守れます。トークンの破壊は4体の破壊で1つ処理となっており、『ナグルファー』1体で4体とも残ります。意外と便利な効果ですが、破壊されるモンスターを代わりに破壊できないことに注意しましょう。
例)『ナグルファー』、トークンA、B、Cの盤面で相手が相剣暗転をトークンAと『ナグルファー』対象に発動しました。この場合、ナグルファーの効果適用で破壊するモンスターは、『ナグルファー』とトークンA以外でなければならないですトークンB、Cのみが破壊を肩代わりできます。『サンダーボルト』等の全体破壊は、肩代わりできるモンスターがいない為、②の効果を適用できないです。

天獄の王
 セットカードを守る為、投入したいです。『舞台』+罠の盤面で相手ターンに『ツイツイ』等で壊滅することを防ぎたいです。

ドロール&ロックバード
 竜輝巧やふわんだりぃずに対して投入したい。

サイクロンサンダーボルト
 定番のサイドカード、『魔封じ』と『勅命』が厳しい為、速攻魔法である『ツイツイ』、『コズサイ』を優先したいです。

神の宣告
 先攻サイド用のカードです。『舞台』に対するサイクロン系を弾きたいです。

やぶ蛇
 『舞台用』に割りものを入れてくると思われるので、『ライスト』、『ツイツイ』で巻き込んでもらいたいです。

拮抗勝負
 後攻サイド用のカードです。

トークンの存在する状況で『拮抗勝負』を発動した場合、トークン以外を裏側で除外することとなります。例えば、こちらの場にトークンが4体おり、『拮抗勝負』により2枚しか残せない場合、トークンを4体残し他のカードを除外しなければなりません。

次元障壁
 先攻サイド用のカードです。

無限泡影
 後攻サイド用のカードです。

余談:『無限泡影』のその後の効果について

無限泡影はセットして発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される効果を適用できます。しかし、無効化できなかった場合、後半の効果は適用されません。対象モンスターがリリースしたり、『禁じられた聖杯』によって先に無効化することで後半の効果適用を回避できます。

後半の効果が適用された場合、縦列に『黄金卿のコンキスタドール』等のトラップモンスターがいる場合はどうなるでしょうか。処理としては、『黄金卿のコンキスタドール』が罠ゾーンに移動し効果のない置物となります。ターンが終了してもそのままです。魔法・罠ゾーンが埋まっている場合墓地へ送られます。

余談:テキスト順に効果処理が行えなくなった場合について

先ほどの『無限泡影』の例から分かる通り、基本的に遊戯王の効果処理はテキスト順に行い、効果処理が行えない場所が出てきた場合、その場所以降の効果処理を行いません。よくある勘違いとして、対象不在で即不発ですと言われることが挙げられますが少し違います。対象の不在によって即カードが不発になるわけではありません。対象が不在(などのレベルなどのステータスが何らかの理由で参照不可能)でテキストのある部分の効果処理が行えず、それ以降のテキストの効果処理が適用されないことで、見かけの処理が不発に見えるだけです。

例として『ドラゴンメイドのお召し替え』の②の効果で対象に取ったモンスターが効果処理時に不在の場合を挙げます。テキスト順に処理を行うため、このカードを手札に加え、までは行われます。これを利用して、チェーン1『お召し替え』チェーン2『お片付け』とすることで、モンスター1体で2つの効果を利用できます。

『ドラゴンメイドのお召し替え』:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「ドラゴンメイド」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札に加え、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。 

ややこしいことに、基本的にテキスト順に処理を行うとある通り、例外が多分に存在します。

例えば、『ドラゴンメイド・シュトラール』の②の効果などです。基本に従うと、②の効果は、発動無効→破壊→バウンス→特殊召喚の順に処理を行います。しかし、『シュトラール』は無効や破壊ができなくてもバウンス→特殊召喚行う特殊裁定が出ています。

『ドラゴンメイド・シュトラール』:②相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、EXデッキから「ドラゴンメイド・ハスキー」1体を特殊召喚する。 

 

不採用カード

氷の王 ニードヘッグ

f:id:narimasa1561:20220118002521j:plain

生きる『神の宣告』の様なカードです。

②の効果でチェーンブロックを作らない特殊召喚を無効にできます。神系の役割を持てる点、自身のみをコストにしても効果が使える点が嬉しいです。しかし、神罠と違い見える妨害であること、スペルスピード2のカードにチェーンされること、融合系カードなどのチェーンブロックを作る特殊召喚を無効にできないことなどが辛い為、不採用としました。チェーン1で発動した斬機超階乗や緊急同調などの特殊召喚を無効にできることは覚えておきましょう。また、リンク召喚を無効にした場合、コードジェネレーターなどのリンク素材として墓地へ送られた場合の効果は発動しないことも覚えておくと良いです。

鉄の王 ドヴェルグルス

f:id:narimasa1561:20220118002748j:plain

機械族デッキでは結構楽しいカードです。

 トークンを削ってまで複数の王を手札から出す必要が感じられない為、不採用としています。手札から上級王を出す役割が『星遺物の胎導』と被っています。トークンを2体以上削って上級王を特殊召喚しても、特殊召喚した上級王の効果コストが賄えないなど悲しい点が目立ってしまいます。

剣の王 フローディ

f:id:narimasa1561:20220118003448j:plain

デッキに入れてみると、意外と使用するカードです。テキストから感じるより、好感触です。

 ②の効果は、モンスターしか破壊できない為、不採用としています。対象をとる、破壊である、相手がドローできる等のデメリットが多いです。単体除去かつ2体コストが必要ですが、除外かつ魔法罠に触れる『ウートガルザ』の方が『フローディ』より妨害として安定すると思い不採用としました。相手のドローは任意効果であり、『ドロバ』適用中でも『フローディ』の効果は発動できます。

王の報酬

f:id:narimasa1561:20220118004225j:plain

 負けを負けにするカードです。

①の効果で王を守り、②の効果で『舞台』や『ハール』の効果を起動し後続を用意、妨害するカード……ではありません。②の相手がドローする効果は、戦闘破壊時に発動できる効果です。戦闘破壊時は、ダメージステップ終了時、ダメステ中のことです。ダメステ中はステップ指定のないカードの発動制限が掛かり、攻守増減、カウンター罠、カード・効果の発動無効効果しか発動できません。したがって、『舞台』や『ハール』のドローに反応する効果は使用できないです。

トークンが無く、ジェネレイドモンスターが戦闘破壊されている状況はかなり劣勢の状況です。劣勢の状況で相手がカードをドローしさらに劣勢となる為、不採用としています。

王の憤激

f:id:narimasa1561:20220118005136j:plain

『オルムガンド』等をムキムキにするカードです。

 ①の効果でXモンスターのX素材を増やせます。トークンをこのカードに利用し、上級王のコストにしなくてよい状況は、既に有利な状況です。勝を勝ちにするカードである為、不採用としています。

巨大戦艦ブラスターキャノン・コア
機巧蹄ー天迦久御雷
夢幻転星イドリース
ハネクリボーLV9
 特殊召喚できるレベル9のカードたちです。手札に来ても特殊召喚できるが、状況が限定的である為、不採用としています。『イドリース』や『トリアス』は『胎導』を採用する構築なら採用したいです。

トリアス・ヒエラルキア
 特殊召喚できるレベル9モンスターです。『舞台』のトークンにより特殊召喚条件を自前で整えることができる為、特殊召喚できるレベル9モンスターの中でも優先度の高いモンスターです。しかし、王のコストに必要なトークンを2ないし3体除外できる状況は、既に有利である状況の場合が多いです。勝ちを勝ちにするカードだと感じた為、不採用としています。リリースしたモンスターが2体以下の場合は、うららをチェーンできません。

失楽の魔女
 相手ターンに『舞台』のサーチは遅く、『ステージ』との2枚引きしている時しか有効に働かない為、不採用としました。

余談:『禁じられた一滴』の細かい仕様について

『禁じられた一滴』は細かい処理が色々あるので注意しておきましょう。

①マクロコスモス中は発動自体出来ない
『一滴』の発動条件はコストを墓地に送る必要がある為、墓地に送れない状況である『マクロコスモス』下では発動できません。また、墓地に行くと消失するトークンもコストに選べません。

②コストの数よりも選ぶモンスターが少ない場合、効果処理されない
コストの数だけ相手モンスターを選ぶ必要がある為、コスト数分のモンスターを選べなくなった場合、効果処理が行われません。

③攻守の増減効果を含むため、ダメージステップに発動できる
『一滴』は攻撃力を変化させる効果を持つ為、ダメージステップに発動できます。ダメージステップまで入った戦闘において、攻撃対象が居なくなった場合、攻撃が終了することを利用して、ダメージステップに攻撃対象のモンスターを『一滴』でリリースすることで戦闘を中断させることができます。

④直接のチェーンでなければチェーンできる
コストと同じ種類カードの効果を発動できない効果ですが、直接のチェーンでなければ発動できます。例えばこちらに『DDD呪血王サイフリート』セットカードに『戦乙女の契約書』がある場合を挙げます。『一滴』のコストで罠カードが墓地へ送られていない場合、モンスターコストの一滴→契約書のカードの発動→サイフリート効果、の様にチェーンを組むことで一滴を無効化できます。

召喚僧サモンプリースト
 コストの魔法カードを捻出できれば、『ロプトル』を呼べます。『ロプトル』→『マルデル』後に『マスカレ』、『ユニコーン』を用意できます。魔法使い族であるものの『ハール』のコストにリリースできない点に注意しましょう。一応、『聖魔の乙女アルテミス』を採用すれば、リリース要因に変換できます。

惑星探査車
 盤面にモンスターが残らない為、不採用としています。『ロンファ』と同じく、『舞台』をサーチする役割のカードです。『惑星探査車』は盤面に残らないですが、デッキに『舞台』さえあれば利用できます。一方、『ロンファ』は利用するためにデッキ内に『マルデル』が必要なことと特殊召喚を介す必要があるという違いがあります。王はモンスターを並べることが不得手である為、盤面に『マルデル』が残る『ロンファ』を優先したいです。

スチーム・シンクロン

相手ターンにトークンとシンクロして『氷結界の還零龍 トリシューラ』を出します。舞台のサーチに召喚権を使用する為、不採用としました。

コピー・プラント

お手軽にランク9を立てることができます。『バロネス』の登場と『VFD』の規制によりスポーアを採用した為、不採用としました。

強欲で金満な壺
 役割のあるカードが飛ぶことを嫌った為、不採用としました。『フェリジット』や『バロネス』などの1度だけ役割のあるカードを飛ばさないために複数枚詰むことよりも、汎用EXを用意しておくことの方が対応力が上がると思い不採用としました。罠にそれなりの比重をおいている構築であり、手札+1枚は十分強い為、採用を検討してはいます。

強欲で謙虚な壺
 特殊召喚が制限されることを嫌って不採用としています。

金謙にも言えますが、加えたカードが分かる点がとても辛いです。加えたカードを初動として使うならばあまり問題は無いですが、妨害をこのカードで加えても相手に見えている為、あまり嬉しくありません。

九字切りの護符
 レベル9版の『トレード・イン』です。安定性(舞台へのアクセス)を考えると『試練』を積む方が良いと思い不採用としました。

軽量化
 初手で手札に来た上級を戻すギミックは『試練』と『フェリジット』で2回用意しており、足りていると思います。それ以上きた場合は事故だと割り切る為、不採用としました。『試練』も『フェリジット』(『パニッシュメント』)もサーチできるカードがある為、サーチできない『軽量化』を入れる恩恵は薄いと思います。

星遺物の胎導
 手札に来た上級王を出せる、ランク9を出せる良いカードです。ただし、レベル9を多く入れる必要があります。使用できる場面が限られる上級王や特殊召喚できるレベル9モンスターを投入する必要があることを嫌って不採用としています。『ナグルファー』や『イドリース』で防御を厚くできたり、ランク9を呼び出せること、手札の上級王を供給できること等、行動の選択肢が多くなるカードの為、かなり迷いました。

墓穴の道連れ
暗黒界の取引
手札斬殺
手札抹殺

『舞台』を自ターンに起動できるカード達です。
 合わせ引きが必要なことと、相手の手札を改質してジェネレイドを用意するより汎用罠を伏せる方が良いと思い不採用としました。墓穴の道連れは、相手の手札を見ることができる為、初見のフリー対戦だと結構楽しいです。

武神姫ーアハシマ
 手札の上級王を処理できるカードです。『九魂猫』と合わせてリソース回復に使用しても良い気がします。『九魂猫』は墓地にLV9が居ないと効果を発動できないことに注意しましょう。LV9が居れば素材として切ったLV9も蘇生できます。

天威無双の拳
 舞台に対する『うらら』、『増G』を止められない為、不採用としました。トークンが場に居れば、ノーコストで使用できますが、トークンを出すまでの『うらら』と『増G』を弾ける『神の通告』や『墓穴』を優先した為、不採用としました。②の効果を使用する用のエクストラに入れるLV9最大火力は、『マスター・オブ・OZ』の4200です。

センサー万別
 トークンが捻出できない為、不採用としました。『虚無空間』と異なり、自発的に割りにくい点が気になります。『舞台』のトークンが1体しか出てこないこと、『ロプトル』の存在下では舞台の②の効果を発動できないことなどを嫌いました。また、『フルルドリス』を採用している都合上、頻繁に魔法使いを2体並べたい場面も多いです。

戦線復帰
 一枚は入れておきたいですが、激流葬によるリセットや虚無空間によるロックを優先した為、不採用としました。継戦能力が大きく上がる為、初対面フリーなどでは虚無を抜いて採用します。

No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon
星神器デミウルギア
 勝を勝ちにするカードの為、不採用としました。上級王が3体残っている状況は、そもそも有利な状況です。このカード達の効果が必要な程の不利な状況で上級王3体は並ばないです。

宣告者の神巫
トリアス・ヒエラルキア
ワルキューレ・セクスト
ワルキューレ・ドリット
ワルキューレ・シグルーン
曙光の戦士
ユニオンキャリア
九魂猫
 『宣告者の神巫』から『舞台』をサーチ or ランク9を立てるセットです。上級王に加えて、素引きが弱いカードが増えることから不採用としています。

ローンファイア・ブロッサム
捕食植物オフリス・スコーピオ
捕食植物ダーリング・コブラ
超越融合
捕食植物キメラフレシア
アロマセラフィ―ジャスミン

『ロンファ』から『マルデル』を立てるセットです。超融合等を採用すれば、舞台と返しの妨害を用意する展開が可能です。『ロンファ』への妨害が辛い為、不採用としています。

I:Pマスカレーナ
トロイメアユニコーン
 トークンを使って妨害したいセットです。

『舞台』が止められると0妨害になる為、不採用としました。基本的な盤面である『ロプトル』と『ハール』ではトークンが1体余ります。このトークンを利用して妨害を1回増すことができます。しかし、『舞台』が通ること前提であり、『舞台』に『うらら』が通ると2妨害以上の損失となります。そもそも、『マスカレーナ』用のリンク素材を用意しにくい為、不採用としました。

 

このデッキの確率

このデッキの色々な確率を示します。細かい所を挙げるときりがない為、おおよその値です。『試練』や『襲来』、『金謙』などの合わせ引き等は無視しています。

・『舞台』を自ターンに発動できる確率
『ロプトル』、『舞台』、『テラフォ』の計7枚:54%

・『舞台』を相手ターンに発動できる確率
メタバース』、『リリス』のざっくり4枚:37%

・『舞台』に触れられない確率
『ロプトル』、『舞台』、『テラフォ』、『メタバース』、『リリス』の計12枚がデッキに残る:23%

・上級王を1枚以上素引きする確率
上級王計4枚:35%

・上級王を2枚以上素引きする確率
上級王計4枚:4%

・1枚だけ素引きした上級王をデッキに戻せる確率
使徒』、『試練』、『ロプトル』の計5枚:35%

・何もできない手札事故
『マルデル』、『ハール』、『ヘル』、『ウートガルザ』、『フルルドリス』、『スポーア』、『うらら』、『増G』、『墓穴』、『抹殺』、『支配』の計16枚:0.2%

・6枚目に欲しいカード(3積み)を引く確率:6%

・金謙で欲しいカード(3積み)を引く確率:35%

『舞台』に触れられない確率からわかる様に8割近く舞台にアクセスでき、更に『金謙』や『天底』によるマリガンと『試練』との合わせ引きを加味すると、案外、安定したデッキであるといえます。

 

おわりに

昔のジェネレイドは、ただ大型モンスターが並ぶだけの大味なテーマでした。しかし、『ロプトル』、『ハール』、『ウートガルザ』の登場によって1妨害を丁寧に当てる技巧派のデッキへと変わりました。相手デッキとのやり取りが好きな方は、ぜひ握ってみてください。派手な展開が好きな方も機械軸やアンデシンクロ軸といった展開型にもできる為、ぜひ握ってみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございます。ご感想やジェネレイドと相性の良さそうな紹介されてないカード等ありましたら、お気軽にお声かけ下さい。

問い合わせた裁定1

間違えていた遊戯王の処理シリーズ

 今回は、効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなったカードの効果の発動について。2020年4月1日のルール改定によって、効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなったカードの効果は発動できなくなった。有名な例だと「クリッター」と「D.D.クロウ」の組み合わせ1)

旧処理
 「クリッター」をコストとして発動した「死のデッキ破壊ウイルス」の発動にチェーンして、「D.D.クロウ」の効果が発動し、墓地から「クリッター」が除外された場合でも、「クリッター」の効果は一連のチェーン処理後に発動します。(この場合でも、「クリッター」の効果は墓地で発動した扱いとなります。)

新処理
 「クリッター」をコストとして発動した「死のデッキ破壊ウイルス」の発動にチェーンして、「D.D.クロウ」の効果が発動し、墓地から「クリッター」が除外された場合、「クリッター」の効果は一連のチェーン処理後に発動しません。

 この様に、効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなったカードの効果は発動できない。テキストには、そのカードの効果が発動する条件と、その効果が発動する場所が記されていると解釈する様に変更された。「クリッター」の「墓地へ送られた場合」は、「墓地へ送られた場合、墓地で発動する」と解釈する。
 では、リリース行為が発動条件の場合はどうだろうか。例えば、「イーバ」と「サイバー・エンジェルー弁天ー」をリリースして「ブラック・マジシャン」をアドバンス召喚した場合や「天球の聖刻印」をリリースして「モンスターゲート」を発動、チェーンして「D.D.クロウ」を発動した場合など。
チェーン1「イーバ」の①の効果(コスト「サイバー・エンジェルー弁天ー」)
チェーン2「サイバー・エンジェルー弁天ー」
と発動できるか。
 答えは、できない。理由は簡単、発動前に発動する場所に存在しなくなった為。テキストには、そのカードの効果が発動する条件と、その効果が発動する場所が記されている。つまり、テキストの「リリースされた場合」は、「リリースされた場合、リリースされた場所で発動できる」と読む。この場合、「サイバー・エンジェルー弁天ー」と「天球の聖刻印」は、リリースされた墓地で効果を発動する。したがって、発動前に墓地から除外されるとクリッターの例と同様に発動できない。ここで、「リリースされた場合」は、「リリースされた場合、リリースされた場所で発動できる」と読み、「リリースされた場合、墓地で発動できる」とは読まない。リリースされた場所が除外ゾーンの場合、除外ゾーンで発動する効果と読む。例えば、「電脳堺狐ー仙々」の存在下で「天球の聖刻印」をリリースして「モンスターゲート」を発動、チェーンして「異次元からの埋葬」を発動した場合、「天球の聖刻印」の②の効果は発動しない。

参考文献

1) ルール改定に伴う変更, https://www.yugioh-card.com/japan/notice/revision/#processing, 2021.02.26

付録

問い合わせた文面と回答

まずはじめに、効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなった場合には、その効果を発動することができなくなります。
Q.
フィールドに存在する「クリッター」をリリースして「モンスターゲート」を発動しました。
相手は、これにチェーンして「D.D.クロウ」の効果をリリースした「クリッター」を対象に発動しました。
この場合、処理後に「クリッター」の効果を発動できますか。
A.
ご質問の場合、リリースされた「クリッター」は一連の効果処理後に墓地に存在していないため、『①』の効果は発動しません。

Q.
「電脳堺狐-仙々」がフィールドに存在しています。フィールドに存在する「クリッター」をリリースして「モンスターゲート」を発動しました。
これにチェーンして「異次元からの埋葬」をリリースした「クリッター」を対象に含めて発動しました。
この場合、処理後に「クリッター」の効果を発動できますか。
A.
ご質問の場合、墓地で効果を発動する前に除外された「クリッター」の『①』の効果は発動しません。

Q.
フィールドに存在する「天球の聖刻印」をリリースして「モンスターゲート」を発動しました。
相手は、これにチェーンして「D.D.クロウ」の効果をリリースした「天球の聖刻印」を対象に発動しました。
この場合、処理後に「天球の聖刻印」の②の効果は発動しますか。
A.
ご質問の場合、リリースされた「天球の聖刻印」は墓地で効果を発動する前に除外されたため、『②』の効果は発動しません。

Q.
「電脳堺狐-仙々」がフィールドに存在しています。フィールドに存在する「天球の聖刻印」をリリースして「モンスターゲート」を発動しました。
相手は、これにチェーンして「異次元からの埋葬」をリリースした「天球の聖刻印」を対象に含めて発動しました。
この場合、処理後に「天球の聖刻印」の②の効果は発動しますか。
A.
ご質問の場合、リリースされた「天球の聖刻印」は除外された場所で効果を発動する前に墓地に戻ったため、『②』の効果は発動しません。

Q.
フィールドに「イーバ」と「サイバー・エンジェル-弁天-」が存在しています。この2体をリリースして「ブラック・マジシャン」を生贄召喚しました。
その後、チェーン1で「イーバ」の効果のコストとして、リリースされた「サイバー・エンジェル-弁天-」を除外した場合、
チェーン2で「サイバー・エンジェル-弁天-」の②の効果を発動できますか。
A.
ご質問の場合、リリースされた「サイバー・エンジェル-弁天-」は墓地で効果を発動する前に「イーバ」のコストとして除外されたため、 「イーバ」の『①』の効果にチェーンして「サイバー・エンジェル-弁天-」の『②』の効果を発動することはできません。

ジェネレイドデッキ3

純ジェネレイドデッキの基本的な動き

王の舞台とドローカード(暗黒界の取引や墓穴の道連れ)の場合

f:id:narimasa1561:20210210071520j:plain

f:id:narimasa1561:20210210071539j:plain

「王の舞台」発動

f:id:narimasa1561:20210210071612j:plain

「墓穴の道連れ」発動

f:id:narimasa1561:20210210071700j:plain

舞台の効果で「光の王 マルデル」特殊召喚

f:id:narimasa1561:20210210071732j:plain

マルデル誘発効果で「王の影 ロプトル」サーチ

f:id:narimasa1561:20210210071908j:plain

「王の影 ロプトル」通常召喚

f:id:narimasa1561:20210210071941j:plain

ロプトル効果で適当なジェネレイドを特殊召喚

f:id:narimasa1561:20210210072029j:plain

2体でビーストをエクシーズ召喚

ジェネレイドデッキ2

ジェネレイド色々

色々とジェネレイドデッキをいじった・いじりたいカードがあるので、メモ書き

・現在のデッキ

f:id:narimasa1561:20201116012241j:plain
モンスター
光の王 マルデル 2
王の影 ロプトル 3
轟の王 ハール 2
死の王 ヘル 2
虚の王 ウートガルザ 1
氷の王 ニードヘッグ 1
剣の王 フローディ 1
炎の王 ナグルファー 1
鉄の王 ドヴェルグス 1
ローンファイア・ブロッサム 2
トリアス・ヒエラルキア 1
夢幻転星イドリース 1
魔法
王の舞台 3
王の試練 3
テラ・フォーミング 1
星遺物の胎導 3
暗黒界の取引 3

王の襲来 3
王の支配 1
メタバース 1
センサー万別 3
天威無双の拳 3
神の通告 3
エクストラ
永の王 オルムガンド 3
真竜皇V.F.D 3
幻子力空母エンタープライズニル 3
星神器デミウルギア 1
L・G・D 1
九魂猫 2
無限起道アースシェイカー 1
マスターオブOZ 1

入れ替え理由
・炎の王 ナグルファー
防御系カードが好きなので投入した。胎動伏せてたり、フィールドに余裕がある場合、王の舞台やセンサー、通告を相手の羽箒から守る場面が結構あった。
・剣の王 フローディ
弱い弱いと言われているが、自ターンに王の舞台を使える点を評価した。ハールがいる場合相手の手札をかなり削ることができる。意外と便利だった。むしろ高評価
・夢幻転星イドリース
炎の王 ナグルファー はサンダーボルトに対処できないので代わりに出す。胎動のデメリットを踏み倒せる。
・九魂猫
サブ王を1枚採用にしたため、墓地の王を使いまわす回数が増えた。ヘル3枚はまずいらないが、ヘル2枚がとも落ちることは結構あったので3枚目のヘルとして投入。相手の墓地モンスターも対象にできる点を評価した。ヘルのコストにできるアンデッド族。

まだ試してないが入れてみたいカードたち

・超融合
ジェネレイドトークン2体を融合して始祖竜ワイアームが出てくる。
・おじゃまピンク
便乗とセットでどうだろうか。
・ホップ・イヤー飛行隊
相手ターンにジェネレイドトークン対象にSS、砂漠の飛蝗賊SS(から白闘気双頭神龍) or 獣神ヴァルカンSS
墓穴の道連れ
ハールの効果上手く使えるなら、暗黒界の上位互換にできそう。
・神樹獣ハイペリュトン
魔法罠に弱い王の補強になるだろうか。
・天空騎士アークパーシアス
ハールの無効やカウンター罠を多用するので、ありかもしれない。採用するなら宣告者やヌトス、ワルキューレで天使を増やしたい。
・宣告者の神巫から舞台をサーチ
宣告者の神巫をNS
宣告者の神巫の効果でトリアス・ヒエラルキアを墓地へ
トリアス・ヒエラルキアの効果で宣告者の神巫をリリース、トリアス・ヒエラルキアをSS
宣告者の神巫の効果でワルキューレ・セクストをSS
ワルキューレ・セクストの効果でワルキューレ・ドリットをSS
ワルキューレ・ドリットの効果でワルキューレ・シグルーンをサーチ
ワルキューレ・セクストとワルキューレ・ドリット2体でユニオン・キャリアーをSS
ユニオン・キャリアーの効果で曙光の騎士を装備
ワルキューレ・シグルーンの効果で曙光の騎士を墓地へ送りワルキューレ・シグルーンをSS
曙光の騎士の効果で光の王 マルデルを墓地へ
トリアス・ヒエラルキアワルキューレ・シグルーンで九魂猫をSS
九魂猫の効果で光の王 マルデルを蘇生
光の王 マルデルの効果で王の舞台をサーチ
・宣告者の神巫から真竜皇V.F.D.
途中まで同じ
宣告者の神巫をNS
宣告者の神巫の効果でトリアス・ヒエラルキアを墓地へ
トリアス・ヒエラルキアの効果で宣告者の神巫をリリース、トリアス・ヒエラルキアをSS
宣告者の神巫の効果でワルキューレ・セクストをSS
ワルキューレ・セクストの効果でワルキューレ・シグルーンをSS
トリアス・ヒエラルキアワルキューレ・シグルーンで真竜皇V.F.D.をSS



ジェネレイドデッキ

 最近遊戯王を始めました。友達にデッキビルドパックなんか始め易いよと言われ、ミスティック・ファイターズを購入し、ジェネレイドとドラゴンメイド、斬機デッキを組みました。今回はジェネレイドデッキの紹介です。

(誘発あり新たに書きました↓)
ジェネレイドデッキ(2022年1月制限) - narimasa1561の籠城

王(ジェネレイド)とは
多種族・レベル9で構成されるテーマ。相手の手札にカードが加わった際に反応しモンスターやトークンを生み出すフィールド魔法と、モンスターをコストに様々な効果を発動する効果モンスターで構成されるビートダウンデッキ。環境に入る程強くはないが、交流会やフリーでビーストを立てるのは楽しくないと憎まれる何とも言えないデッキ。

デッキレシピ

f:id:narimasa1561:20200922211628j:plain

モンスター
光の王 マルデル 2
轟の王 ハール 2
王の影 ロプトル 3
虚の王 ウートガルザ 2
氷の王 ニードヘッグ 2
死の王 ヘル 2
鉄の王 ドヴェルグス 1
ローンファイア・ブロッサム 2
トリアス・ヒエラルキア 1
魔法
王の舞台 3
王の試練 3
星遺物の胎導 3
暗黒界の取引 3
テラ・フォーミング 1

王の襲来 3
王の支配 1
王の憤激 1
天威無双の拳 3
センサー万別 3
神の通告 3
メタバース 1
エクストラ
永の王 オルムガンド
真竜皇V.F.D
幻子力空母エンタープライズニル
無限起道アースシェイカー
No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon
L・G・D
トロイメア
トロイメア
トロイメア
マスターオブOZ

採用理由など
光の王 マルデル

f:id:narimasa1561:20200902165337j:plain

このデッキの要である王の舞台をサーチするカード。唯一手札を増やせるカード。1枚採用が主流だと思うがロプトルとロンファを使ってデッキから出す都合上、絶対にデッキに眠っていて欲しい為2枚。一応、手札に来てもロプトル→ドヴェルグス→マルデルと出せるが初動のロンファが勿体ないことやドヴェルグスとマルデルが同時に手札に来る(45枚デッキで5枚ドロー時1%)ことを嫌って2枚。
舞台をサーチと書いたが、手札に他の王があれば王の試練で舞台と支配をサーチする。中盤は憤激や予備の舞台、襲来をサーチして脳死でエクシーズ素材に送れるのでやはり2枚だと思う。
余談
海外版イラストは規制で布が追加されている。

f:id:narimasa1561:20200902170208p:plain

轟の王 ハール

f:id:narimasa1561:20200922215113j:plain

相手ターンにロプトルで持ってくる筆頭。ロプトル込みで打点は4000と結構固くなる。なんでも無効の③の効果はコスト2枚と重く、いざとなれば自身を切っていくため2枚あると安定する。3枚目はヘルの存在もありいらないと思うので2枚。
②の効果で墓地に送るモンスターは相手が選ぶため、タイミングを見極め無いと墓地を肥やしてしまう。幸いにも任意効果。準ピーピングができるので墓穴の道連れ採用もありな気もする。相手のサーチ時にとっておくか使わなくても問題はない。
影の薄い効果だが、この効果は”相手プレイヤー”に墓地へカードを送らせる効果であり、殆どの耐性をすり抜けてくれる。この②の効果は名称でないターン1なので、ヘルの蘇生を使う等で複数回使える。

王の影 ロプトル

f:id:narimasa1561:20200922220821j:plain

このデッキの初動カード筆頭。貴重な初動のため文句なし3枚。自ターンにロプトル→マルデル→試練→舞台+α、相手ターンに舞台→ロプトル→トークン→ハールが基本ムーブ。攻撃表示でしか出せないジェネレイドトークンの打点を2500にしてくれる。
レベル4攻守1500であり、サーチ手段が豊富で舞台と出張しやすい。
余談
リンクロスの規制前はギルス1枚からビーストが出せていた。

虚の王 ウートガルザ

f:id:narimasa1561:20200922224436j:plain

妨害要員の一つ。コストが2体と重いが強力な除外効果を持ち、フィールドのカードなら何でも除外できる。基本的には1枚採用で十分だと思う。コストが2枚と重い為自身をコストに含めるパターンや胎導、エクシーズ素材の利用、ヘルの存在を考慮して2枚。自分は2枚採用しているが、上振れのマルデル胎導で持ってこれないないので1枚減らしてナグルファーや誘発系に変更すべきだとは思う。
余談
体が透けている。

氷の王 ニードヘッグ

f:id:narimasa1561:20200922225704j:plain

妨害要員の一つ。胎動でエクシーズ素材として持ってくる筆頭。コストが1枚と軽く、センサー万別下で単体で機能する。ただし、チェーンブロックを作らない特殊召喚しか無効にできず、幻竜族のためセンサー万別下でビーストと共存できない。自身をコストに含めるパターンや胎導、エクシーズ素材の利用、ヘルの存在を考慮して2枚。

死の王 ヘル

f:id:narimasa1561:20200902171029j:plain

ジェネレイドのメタモン。コスト1体で墓地のジェネレイド(とアンデット)を蘇生できる。中盤以降使い切ってしまった王を再利用できる。コスト1体で効果が使えるため、自身をコストにしても良い。
墓地にロプトルがいるなら、ドローフェイズで持ってくる王はヘルにしておくと、ロプトルの棒立ちをほんの少し防げるので、3枚採用と迷っている
余談
ふともも。王の支配でも絶妙に見せつけてくる。このお姉さま確信犯だと思う。

鉄の王 ドヴェルグルス

f:id:narimasa1561:20200922234416j:plain

事故回避要員。胎動でエクシーズ素材として持ってくる筆頭その2。欲しい王が手札に王が固まった際に解決してくれるいぶし銀的カード。初手に利用しない場合はほぼ役割が無いので1枚。胎動で持ってきてエクシーズ素材に脳死で突っ込める点もいぶし銀ポイントが高いと思う。

ローンファイア・ブロッサム

f:id:narimasa1561:20200923000731j:plain

初動カードその2。本当は3積みしたいが準制限カード(2020/07/01~)なので2積み。マルデル→舞台をサーチする。

トリアス・ヒエラルキア

f:id:narimasa1561:20200923002008j:plain

手札・墓地から特殊召喚できるレベル9モンスター。王でないため胎導でしかサーチできず、同じ2枚コストで破壊効果のためウートガルザより一枚落ちる。基本的に採用しない方が良い気がするが、エンタープライズニルと違って相手ターンにも対象耐性持ちを処理できるため1枚。除外されるデメリットはエクシーズ素材にすることで踏み倒せる。

王の舞台

f:id:narimasa1561:20200923010100j:plain

このデッキの要、問答無用で3枚採用。
1枚で舞台を出すカードは、舞台3、ロプトル3、ロンファ2、テラ・フォーミング1、メタバース1、襲来3の13枚。45枚デッキで5枚引いたとき83%は手札にくる。また、試練3&王モンスター(ロプトルを除く)11枚の2枚を引き初動の13枚が手札に無いパターンは6%程度なので、90%ぐらいは舞台にアクセスできる構築になっている。襲来とメタバースを初動から省いても9枚の69%+9%で80%ぐらいは舞台を出せる。
地味に①の効果はターン1、②の効果は名称ターン1なので襲来等で舞台を貼りなおすと王だけは特殊召喚できる。
サイクロン系、パンクラ等々、スナック感覚で割ってくる2戦目以降どう維持・対策するかサイドデッキの構築力が試される。
王の舞台を守るよりも、王の舞台の後続を用意する方が良い気がする。王の舞台を割る動きを必死に止めるよりも割らせてしまって、ジェネレイドで他の妨害を行い、後続の王の舞台を立てる方が戦いやすいと思う。

王の試練

f:id:narimasa1561:20200923013658j:plain

準初動カード。舞台にアクセスできるのはもちろん、2-2交換の損失無しで舞台と舞台の後続にアクセス、王をデッキに戻す大車輪の活躍を見せてくれる。3枚採用。

星遺物の胎導

f:id:narimasa1561:20200923020549j:plain

上振れカード。脳死で3枚採用。フィールドに王モンスターがいれば、ビーストが出る。ロンファ→マルデル対象→Lv.9+Lv.9→オルムガンド効果→舞台効果→王+マルデル→ビーストと欲張れる。持ってくるLv.9は、発動時に対象としたモンスターの属性・種族と違っていれば、2体とも同じ属性・種族でも良い。
余談
Lv.9モンスターを対象として発動した場合、効果解決時にそのモンスターがいないと不発になって辛い。
ナグルファー入れて何でも守るか、アストロイメア入れてモンスターだけは守るかできる。

暗黒界の取引

f:id:narimasa1561:20200923022401j:plain

準上振れカード。3枚採用。自ターンに舞台の効果を起動するために3枚採用したが、基本的には不要なカードだと思う。この枠は、誘発や誘発対策にあてるべき。似たカードに墓穴の道連れがある。ハールの②の効果を積極的に使うなら道連れがいいか。

テラ・フォーミング

f:id:narimasa1561:20200923024159j:plain

初動カード。制限カードのため1枚採用。

王の襲来

f:id:narimasa1561:20200923025545j:plain

(準)初動カード。3枚採用。初動で使うよりも、舞台を割られた際の後続用だと思う。舞台の王召喚は名称でない対象ターン1なので、大概は王を特殊召喚できる。
余談
テキストが王の舞台ではなく「ジェネレイド」フィールド魔法となっているので、ジェネレイド新規フィールド魔法に期待。
奥の方に杖と松明を持った2人が見える。
個人的にイラストが物凄くかっこいいと思う。プロテクターになってくれないだろうか。

王の支配

f:id:narimasa1561:20200902185427j:plain

防衛用カード。王の効果にチェーンした場合と限定的だが、舞台やロプトル等をターン1で守れる、通せる有難いカード。絶対に必要なカードだと思うが、重なると困る、試練でサーチ可能なので1枚採用。灰流うららと増殖するGにメッチャ効くので、予備も欲しいが2枚投入は辛い。

王の憤激

f:id:narimasa1561:20200923033223j:plain

エクシーズ素材を増やすカード。基本的には必要ないカード。ビーストの延命、オルムガンドの打点上昇、アースシェイカーの枚数を増やす用に1枚採用。していたが、使う場面が殆どなかった。0枚採用に変更。

天威無双の拳

f:id:narimasa1561:20200923033935j:plain

妨害用カード。基本的には神の宣告の方が良い。ジェネレイドは魔法・罠への対処法が限られているので3積み。ファンデッキ感を出す用のスパイス。ジェネレイドトークンの存在下で、破壊はできないがノーコストで使用できる。
魔法・罠を止めるなら神の宣告、モンスター効果を止めて捲りにも使える一滴、その他誘発の枠を削ってまで採用する必要はないと思う。

センサー万別

f:id:narimasa1561:20200923035325j:plain

妨害用カード。ジェネレイドは基本的に種族が異なるため相手の展開だけを大きく制限できる。ジェネレイドトークンとロプトルが天使族で被ってしまうこと、センサー下でもコストが気にならないニードヘッグがビーストと同じ幻竜族であることあたりに気を付ければ問題ないだろう。メインギミックが1種族のデッキは多いので3枚採用。

神の通告
フレンド用に通告を採用したが神の宣告にすべき。

メタバース
第2のテラ・フォーミング

永の王 オルムガンド
ジェネレイドの看板モンスター。パックの表紙を飾る看板モンスターではあるのだが、耐性やコントロール能力に乏しく、ビーストに代表される他のランク9を出した方が良い場面が多い。打点に関しては、なかなかの魅力を持っている。2000で出して効果で3000相手ターンにロプトル込めて5000が出てくる。自身の魔法・罠にチェーンして効果を使い、使用した魔法・罠を素材になんて芸当ができる。

真竜皇V.F.D
ジェネレイドのエースモンスター。真竜ホワイトジェネレイドV.F.D。3枚採用しているが、2枚で十分なので、フェニックスやヴァレルソードにすべき。

幻子力空母エンタープライズニル
対象を取らない除去要員、しかも除外効果。耐性等は一切ないので基本的には使いきりだろう。2枚でも十分だと思う。

無限起動アースシェイカー
除去要員。対象を取り破壊ではあるものの複数に触れることができる。フローディの代わりに1枚。

No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon
ロマン枠。王の憤激でエクシーズを増やすことができるので、除外効果も使えなくはないか。

L・G・D
ロマン枠。ジェネレイドは5属性揃っているのでぶっぱ効果を使えなくはない。風属性がエンタープライズニルのみなのがネック。召喚条件は属性関係ないモンスター5体とかなので、エンドフェイズ時に襲来からナグルファー持ってきてトークン4体残して通常召喚すれば容易に出せる。相手の事故を祈らないといけないが、初手に襲来があれば事故ってると見せかけてエンドフェイズに動いて、ターン帰ってくると間違いなく楽しい。墓地コスト悲しくなるけど。ぐだった終盤に出すのもありありで、ブラックガーデン使ってる相手に出したときの快感が忘れられない。

トロイメアシリーズ
汎用除去枠。一応入れているが、ジェネレイドモンスターだけでも十分だと思う。

マスター・オブ・OZ
天威無双で持ってくる用のレベル9モンスター。時点でブラック・デーモンズ・ドラゴンがいるが、闇属性・ドラゴン族なのでOZのほうが良いだろう。Lv9にこだわらないのであれば、アルティメットドラゴンだろうか。

採用を見送ったカード

剣の王 フローディ
フリーチェーンで任意の枚数モンスターを除去できるとはいえ、流石に複数枚ドローさせてしまうのは厳しい。ただし、ハール存在下で1:1交換して、もう一枚捨てさせ、舞台の発動に使えると楽しい。マインドクラッシュと同じで、相手がモンスターありませんって時に一応手札の公開を求められるが、義務ではない(手札を公開する効果は含まれていない)ため揉めないように。

炎の王 ナグルファー
基本にはウートガルザを1枚にしてナグルファー1枚だろうか。一度に複数枚を守ることもでき1枚あると何かと便利だが、ライトニングボルテックスのような全体破壊、コズミックサイクロンの除外などに対応できず今回は不採用。

王の報酬
トークンを使い切ってバトルフェイズに入る場面も多く、更にこの効果でドローするのはダメージステップのためハールや舞台の効果を使用できず、有効活用が難しい。

機巧蹄-天迦久御雷
手札から特殊召喚できるレベル9モンスターその2。上級ジェネレイドの召喚を舞台に頼っているこのデッキでは手札から特殊召喚できるモンスターはありがたい。おまけに除去効果付き。しかしながら、先攻での最初の起点にならないこと、除去の対象が相手依存であることから採用を見送った。パンクラと比べると、胎導でサーチできる点で優れており、除去対象を選べない点、フリーチェーンで発動できない点で劣っている。
余談
45枚デッキで6枚引く場合、3枚&3枚投入カードが1枚以上づつ手札に来る確率は11%程度。

巨大戦艦
手札から特殊召喚できるレベル9モンスターその3。上級ジェネレイドの召喚を舞台に頼っているこのデッキでは手札から特殊召喚できるモンスターはありがたい。おまけに戦闘耐性付き。しかしながら、先攻での起点にならないこと、耐性としては心許ない戦闘破壊耐性であることから採用を見送った。

惑星探査車
召喚権を使う3積み可能なテラ・フォーミング。舞台へのアクセスが足りないと感じたなら投入もなくはないだろうか。Lv.4なのでサモプリで呼び出せるがロプトルもLv.4と考えどころではある。

悪魔嬢リリス
召喚権を使う3積み可能なメタバースの襲来。舞台へのアクセスが足りないと感じたなら投入もなくはないだろうか。舞台の発動は相手ターンのドローフェイズ後になってしまう。

失楽の魔女
第二のロプトル。自ターンに一滴、相手ターンにロプトルを持ってこれる。とはいえ、相手ターンにロプトル(王1体)はさすがに遅いので、召喚僧で自ターンに舞台を貼っておくほうが良い気がする。自分は一滴を重く見ているので採用を結構迷っている。

召喚僧
ロプトルを呼んでこれる。捨てる魔法カードを気にしないならありだと思う。

強欲で金満な壺(墓穴の指名者、無限泡影、増殖するG、灰流うらら)
積むべき。ウートガルザや暗黒界の取引、王の憤激、天威無双の拳と入れ替えるべき。

アーゼウス
バトル後にフィールドをリセットできる。舞台が飛ぶのが厳しいが、1枚くらい入れておいてもいいかもしれない。

星神器デミウルギア
これも舞台が飛んでしまう。1枚あると、大嵐・バラックホールできて楽しい。アストロイメアと同時に入れていい気がする。

九魂猫
書いた時点では日本での発売がまだだったが、1枚くらい入れておくとヘルが尽きた時に便利かもしれない。

九字切りの護符・軽量化
Lv.9のトレードイン、デッキから2枚ドローできる。王の試練と比べると、墓地を肥やせる、ジェネレイド以外も引き込める点で優れており、ドローする2枚はランダム、ジェネレイドをデッキに戻せない、マルデルで持ってこれない点で劣っている。王の試練なら確定2枚とマルデルで持ってこれる点、手札に来てしまったジェネレイドは最悪ドヴェルグルスで吐き出せることから不採用。自分は舞台を割られても後続の舞台を試練でサーチするスタンスでいるが、うららや墓穴採用で手札に持ってきたい場合は九字切りとチェンジ。軽量化採用も楽しいかもしれない。

このデッキの弱点
王の舞台への依存度が高すぎる。
バックに触れる手段が少ない。
リソースの管理が大変。

魔王城でおやすみ

魔王城でおやすみ異世界文字

f:id:narimasa1561:20201023052511p:plain

castle of kaymean
sea of kaymean

f:id:narimasa1561:20201023052620p:plain

lake of doko
cocolo heigen

f:id:narimasa1561:20201023052743p:plain
the semai sea

f:id:narimasa1561:20201023052907p:plain

daigakukan sanmyaku

f:id:narimasa1561:20201023053009p:plain

sea of fuhyu

f:id:narimasa1561:20201023053134p:plain

the damon castle

f:id:narimasa1561:20201023053402p:plain

gohan touban

f:id:narimasa1561:20201023053606p:plain

furankenzonbi
arikuiishi
kyuuketuki

f:id:narimasa1561:20201023053948p:plain

yashi ki teshita goburin

f:id:narimasa1561:20201023054205p:plain

?barometer

f:id:narimasa1561:20201023054326p:plain

icmagicmagic

f:id:narimasa1561:20201023054811p:plain

houguden

バトルフェイズ開始時とメインフェイズ開始時の違い

バトルフェイズ開始時とメインフェイズ開始時の違い

バトルフェイズ開始時はスタートステップのステップ中のことで、お互いが優先権を放棄し、次のステップに進まない限りバトルフェイズ開始時(スタートステップ)であり続ける、メインフェイズ開始時はメインフェイズに入った時の1度だけのことを指す。

遊戯王交流会に行った際、複数体ドラゴンメイドモンスターの変身効果を使おうとして、お相手から「別々に処理できませんよ、チェーン組まないといけませんよ」って言われたので、調べてみた。

結果を先に言うと別々に処理できる。

 まず、メインフェイズ開始時はメインフェイズに入って最初のターンプレイヤーが優先権を持っている最初の行動時のことを指す。最初の行動が終わればもう次の行動は最初の行動ではない。「強欲で金満な壺」と「貪欲で無欲な壺」が手札にあっても、どちらか1枚しか発動できない。

一方、バトルフェイズ開始時はスタートステップのステップ中のことを指す。お互いが優先権を放棄してバトルステップに移行(ターンプレイヤーが攻撃宣言)しない限りスタートステップであり続ける。「ドラゴンメイド・チェイム」と「ドラゴンメイド・パルラ」がフィールドにいた場合、「ドラゴンメイド・チェイム」の変身処理後は(お互い優先権を放棄しない限り)スタートステップである。「ドラゴンメイド・パルラ」も変身できる。何なら、「ドラゴンメイド・エルデ」の効果をバトルフェイズ開始時(スタートステップ中)に使用し、下級ドラゴンメイドを特殊召喚、下級ドラゴンメイドの特殊召喚時の誘発効果を処理した後も、もちろんスタートステップ中であるから、優先権が回ってくれば変身効果を使える。
ただし、発動しない効果のテキストに書かれているバトルフェイズ開始時は、スタートステップが開始する瞬間を指す。スタートステップに入った瞬間であり、この効果より先に行動は、たとえターンプレイヤーであってもできない。複数枚効果を適用する場合は自由に順番を組む。

 

 

指摘してきたお相手さんは、自分との対戦中に他の方から裁定聞かれるような、お店の常連さん、剛の者?でした。そんな方でも間違えるのだから遊戯王の効果処理は人任せにせず、自分で調べようねって話でした。